お礼
ふりかえれば、案内状を発送したのが、奇しくも〈その日〉の朝。未知の時代の扉がこじ開けられてしまった日でした。 〈前〉と〈後〉とで、世界は激変した。予定通り決行していいのかどうか。逡巡の末、もし中止にでもしていたら、〈前〉の世界に取り残されるままだった。
わたしら三人が用意した物語「灯りと染めと小説と」は、訪れていただいた皆様によって、いくつもの豊かな物語に変容されたと思います。人間の知力による進歩を信仰する〈近代〉を、巨大複合災害は完膚なきまでに一掃した。後にくる漂流がいかなるものになるかは、まだ想像もつかない。
このような〈直後〉の時期におつき合いいただきましたことを、わたしらアンホリー・スリー、重ねて感謝いたします。
2011年4月15日 鎌田泰二 斎藤洋 野崎六助
上のような文面のお礼状を送付した。
このページにアクセスしてくれた皆さんにも、同様の深謝を。
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