ZAP ナックル 95万ボルト
この道具は、手軽に購入できる。
新作小説(仮題『五番町夕焼け楼』)の終わりあたりで重要な役割をはたす道具。
ナックル型スタンガンなのだ。
どんなふうに使われるかは、読んでのお楽しみ。
生体でもって95万ボルトの威力を試してみたいのだが、なかなか機会はめぐってこない。同居の猫野郎がいちばんの候補だ。とはいえ、近ごろとみに体重が減少しているし、要介護老人なので、バチバチバチッとやったとたんに昇天してしまって、深大寺動物霊園で冥福を祈るってなコースになりかねない。これはパスだ。
第二候補は、体重90キロの家の愚妻である。丈夫なだけが取り柄のイージス戦艦だから蚊がとまったくらいのダメージしかないと予測するけれど、とりわけ怖ろしいのは後の仕返しだ。これもパス。
他に思いつくのは、ボロ家の瓦屋根に糞をまき散らすハクビシン野郎(性別をたしかめたわけではないが)くらいだ。これは罠を仕掛けて、とっ捕まえる算段からはじめる必要がある。何しろ先の遠い話になってしまいそうで、これは保留している。
いよいよとなったら、自己責任でおれが実験台になるしかないか。想像力ゼロの世界だな。
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