ramblin’ 5th street
おれたちは the Unholy Three なのさ。おれが主役のロン・チャニー、でかぶつのおまえはヴィクター・マクラグレン、ベビーフェイスのおまえはハリー・アールズ。
元は詐欺師トリオの映画だが、いくつになっても性根の直らないおれたちには、ぴったりくる。
ってな科白は、今度の新作小説(仮題『五番町夕焼け楼』)には、出てこない。じっさいの場面でも、あった記憶はなし。マボロシのシーンでも、未公開NGシーンでもない。
だけど、原理をいえば、そういうことだ。それに尽きる。
といったって、何のことかわからん。わからんで当たり前だ。だから、ともかく小説を書いたわけだ。
上の写真は、昨年の初夏に、斜夢が杖をつきながら歩いて撮りまくった街路の、一部合成。チラシに使った「ドグラマグラにドボン」の図の原型。これだと日常的風景すぎるので、捩じりを加えてみた。
ramblin’ round your city , ramblin’ round your town
新作小説(仮題『五番町夕焼け楼』)のイメージはここから始まって。迷路にもぐりこむ。
出来上がった小説のなかでは、第二章あたりで作中のホセという阿呆な男がランブリン・ジャック・エリオットを気取って千中界隈をうろつく場面に変わっている。
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